すごいティッシュ

を貰ったという話。


去年お仕事で縁のあった人から、お礼の品に何が欲しいか聞かれた。最近流行ってるような、気に入った品を選択できるカタログでもよかったんだけど、普通じゃあつまんないよな。だもんで「それならば、およそ贈答品には似つかわしくないものを、うぬ自身のセンスで選択してきてほしい」とリクエストしてみた。まさに彼女のセンスが試される時である。何が届くか楽しみにしていたのだ。


それが年末に届いた。包みを解いてみて、ティッシュだったとわかったときのおれの顔⇒(;゚∀゚)≡3
表題に「すごいティッシュ」と書いたが、何がすごいかって言うと、肌触りが上等なハンカチみたいなんだよ! とてもハナをかむために製造されたものとは思えん。一枚一枚がすげえやわらかくて分厚いし、密度高く漉いてある印象がある。そして、心なしかしっとりしてるような気もする。さらにいえば、ティッシュが入ってる箱がでかい。ネピアの1.3倍ぐらいはありそうだ。ティッシュの箱にかぶせるカバーが合わない。まさに規格外だぜ。


こんな上等なものだからして、むやみに使うのが躊躇われるようになるのは必然である。こぼしたジュースを拭いたりするのはもちろん、ちょっと位のクシャミならティッシュを使わなくなった。そして、使わせなくなったのである。そのため、件のティッシュが届いた日のティッシュ消費量は、前日までのそれに比較して著しく減少したという(民明書房刊・魅惑の消耗品)。


その後だけど、なんかハンカチでハナ拭いてるみたいで申し訳なくなっちゃって、結局スコッティを使うようになった。これが貧乏人の性さ。しかたないよな。さて、すごいティッシュは何に使おうか…。


なにはともあれ、これこそまさにティッシュ革命。すばらしい贈答品をありがとう。